別府市消防の上半期まとめ 火災・救急件数は減少

竹の内であった住宅火災=4月5日朝

 別府市消防本部は16日、今年上半期(1月から6月)の火災、救急活動の概要をまとめた。
 火災件数は9件で、うち建物火災7件、車両火災1件、その他1件。建物火災7件のうち焼損棟数は全焼ゼロ、半焼1棟、部分焼2棟、ボヤ4棟。火災9件の月別では1月3件、2月1件、3月1件、4月1件、5月2件、6月1件となっている。
 死傷者は、やけどを負ったとして負傷者1人のみ。
 髙橋尚敏市消防本部警防課長は「昨年同期と比べ、件数は減少している。冬場のように暖房器具が起因となる火災はないが、天ぷらなどの調理中にその場を離れない、タバコの火は確実に消すなど少し注意するだけで防ぐことができる。下半期も火気の取り扱いには注意してほしい」と話した。
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 救急出動件数は3396件。これは、昨年同時期と比べて減少しているという。
 内訳は、急病2127件、一般負傷609件、転院搬送355件、交通事故200件、その他55件、運動競技44件、加害6件となっている。また傷病別では、入院加療を必要としない軽症1382人、中等症1376人、重症276人、死者47人の計3081人を搬送している。本人が拒否するなどの不搬送は315人。
 月別では、1月668件、2月496件、3月546件、4月603件、5月559件、6月523件。
 髙橋課長は「救急車の適正利用を呼びかけていますが、明らかに通常と違う容態や命の危機があると思ったら、躊躇せずに119番通報して下さい。これからも暑い時期となるため、熱中症には十分に気をつけてほしい」と述べた。

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