別府溝部学園高校食物科3年生の佐藤響さん(18)と小原瑠星さん(17)はこのほど、全日本高校生WASHOKUグランプリ2019決勝大会に出場し、審査員特別賞に輝いた。
決勝大会は石川県であり、36校102チームから同科を含む8チームが選ばれた。今回のテーマは「出汁を使った和食」。制限時間1時間で3食分を作った。
2人が作ったのは「大分WASHOKU御膳」で▽スタミナ鶏ひつまぶし▽大分とり天▽だしりゅうきゅう▽どんこの味噌汁▽やせうま―の5品。ポイントは①地産地消②郷土料理③だしの魅力―の3点。
春休みから試作を繰り返し、夏休みに決勝大会と同じように1時間で3食を作る練習をした。
佐藤さんは「決勝大会では、栄養にもこだわっているチームもあった。管理栄養士を目指しているので、将来働いた場所でも出汁の旨味を伝えていきたい」。
小原さんは「大会は緊張したが、集中できた。みんなの料理がすごく、和食をもっと勉強したいと感じた」とそれぞれ話した。
また2人は、大会ではプレゼンテーションもあったため、使う食材や料理の名前の由来などを調べた。