ミュージカル油屋熊八「SHINY UNCLE」が熊八翁の出身地である愛媛県宇和島市と関係の深い竹田市久住町での公演が決まり、3日午後1時半、市役所で関係者が記者会見を開いた。
ミュージカル油屋熊八は、別府観光の父と言われた油屋熊八翁の活躍を描いたもので、出演するのは、小学生から高校生の子どもたち。2017年に第1回公演を行い、2018年には公会堂と玖珠町中央公民館、11月には第33回国民文化祭おおいた大会に出演した。また、熊八翁の長男の正一さんの前でもショートバージョンを披露し、熊八翁の墓参りツアーに参加してお寺の本堂で奉納するなどしてきた。
宇和島での公演は、宇佐島市民文化祭実施委員会と宇和島市教育委員会の主催で、「第61回宇和島市民文化祭」の開幕イベントとして22、23日に宇和島市生涯学習センターで上演される。
久住町での公演は、10月22日午後2時から、竹田市久住公民館「くじゅうサンホール」で行われる。全席自由、千円。会見には、平野芳弘別府温宣伝協会代表、シオナーズミュージカルの脚本・演出を担当するあべこさん、振付の檀上小夜子さん(シオナーズ代表)、宇和島市から観光物産協会、教育委員会関係者、久住町関係者も出席。それぞれの公演について説明をした。
宇和島では、地元のダンサーの子どもたちも2幕のはじめに出演。久住町では熊八翁と親交のあった工藤元平氏が劇中に登場するなど、地域色を出した作品となっている。
熊八翁役は、中学1年生の新宮珀さんで、得意のタップダンスを取り入れたり、新しい形も入れて上演する。キャストは、小学3年生から高校2年生まで18人。1時間45分の上演時間。
また、「PIKAPIKA OJISAN」トートバッグも新しく作り、亀の井ホテルや平野資料館、セレクトショップで1500円で販売し、売上の一部は、県外公演の支援のために使われる。