NPO法人鉄輪あすなろ会(森博吉代表理事)は、「第60回鉄輪湯あみ祭り」の稚児行列を23日午前10時から行った。
湯あみ祭りは、鉄輪温泉の開祖といわれる一遍上人と温泉の恵みに感謝する祭り。今年は、台風の接近に伴い、21、22日に予定していた行事が中止になった。
温泉山永福寺で法要をしたあと、きらびやかな衣装を着た稚児と一遍上人像が出発。渋の湯やむし湯で河野憲勝住職が一遍上人像にお湯をかけ、洗い清めた。むし湯前では稚児が上人像にひしゃくで湯をかけて手を合わせた。今回で6回目の参加という別府市内の兒島遥香さん(11)=小学2年=は、「帯がちょっと苦しいけど、(衣装は)かわいいなと思う。歩くのが楽しい」と笑顔で話した。
また、この日は中止になった餅つきも行われ、賑わった。