新別府病院(泊一秀院長)は医師事務作業補助者(ドクターズアシスタント、DA)発表会第10回記念大会を10月26日午後1時半、同病院3階大会議室と小会議室で行い、同病院を含む36施設120人が参加した。
同病院では平成22年4月より、DAを導入。当時は、医師からDAに対する要望の中に「医療用語の理解や医学的知識を身に付ける」とあり、勉強会を開催した。それが発表会となり、近隣医療機関だけでなく県外からも参加し、医療の質の向上につながっている。
大会では、磯崎和之総務課長が開会のことばを述べた後、泊病院長があいさつした。
同病院総務課の小原恵美香さんがテーマ「潰瘍性大腸炎ってなんだろう?」、同課の飯田享子さんがテーマ「大分県における医師事務作業補助の実態調査」を発表した。
シンポジウムの座長を同課の藤本絢子さんが務め、「タスクシフト~医師事務作業補助者の立場として~」をテーマに、大分岡病院医療情報課係長の岩本洋子さんが「医師事務作業補助者が病棟で発揮できるタスクシフティング」、アルメイダ病院医療秘書課係長の阿部由紀子さんが「医師の期待に沿える医師事務作業補助者を目指して」、新別府病院総務課の河村一代さんが「新別府病院DAのサポート力~10年を経て私たちが得たもの」をそれぞれ発表した。
特別講演を、金沢脳神経外科病院診療情報支援部長で日本医師事務作業研究会理事長の矢口智子さんが「医師事務作業補助者のあり方」をテーマに行った。続いて、情報交換会が行われた。
参加者は、話を聞きながら資料にメモをとっていた。
小会議室では「パネル発表」があり、業務マニュアル、診断書作成の流れ、新別府病院のDAのすごいところなどが展示されており、参加者はスマホなどで写真に撮っていた。