別府市が市営温泉入浴客数を発表

平成30年度の市営温泉入浴客数でトップの不老泉

 別府市は26日、温泉課が所管する市営温泉の平成30年度(30年4月から31年3月)の入浴客数を発表した。総数は140万4823人で、前年比2・86%減少した。
 有料入浴者は、94万1748人(前年対比3・24%減)、無料入浴者は、70歳以上の高齢者優待利用者が35万7997人(同2・21%増)、年末年始や温泉まつりなどの無料イベントなどの利用者10万5078人(同14・29%減)となっている。
 料金収入については、指定管理者の収入となる利用料金収入は1億4748万9590円で、前年比3・44%減少。市の歳入となる使用料収入は5852万8990円で、前年比3・88%減少している。
 施設別では、不老泉が20万1843人(同0・93%増)で3年連続でトップ。次いで、堀田18万6925人(同0・7%減)、浜脇14万4204人(同9・33%減)、柴石11万6190人(同1・36%増)、亀陽泉11万237人(同8・49%減)、海門寺10万9444人(同1%減)、竹瓦(普通浴)10万5170人(同3・22%減)、浜田9万2909人(同4・42%減)
 湯都ピア浜脇7万3191人(同1・25%増)、田の湯6万4515人(同0・95%増)、別府海浜砂湯5万3609人(同5・74%減)、永石4万8477人(同13・22%減)、北浜3万9372人(同3・54%増)、鉄輪むし湯3万2885人(同5・48%増)、竹瓦(砂湯)2万5852人(同11・33%減)となっている。
 永石温泉は昨年度は、レジオネラ属菌が発生し、臨時休館していたことも大幅な減少に影響を与えたと思われる。また、15施設内で唯一無料入浴客数が52・58%と、有料客数を上回っている。他にも無料利用者が半数に近づいている施設がある。
 さらに、全体的な減少について温泉課では、浜脇温泉も浴槽の2槽化工事を行い、1カ月にわたり臨時休館したことによって減少したこと、亀陽泉前の道路工事がほぼ1年を通じて行われたこと、台風が多く別府海浜砂湯の休館日が通常の2倍になったことなど天候不順も影響していると分析している。鉄輪地域では、近隣施設が一時休業したことなどに伴い、鉄輪むし湯に入浴客が流れ、前年度よりも増加したと考えられている。

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