今秋の叙勲で瑞宝単光章を受章した元別府市消防団第17分団長の梶原辰夫さん(79)=大字内成=、第33回危険業務従事者叙勲で瑞宝単光章を受章した市消防署第1中隊朝日小隊長の平岡秀夫さん(71)=日出町大字豊岡=の2人が28日午前10時、長野恭紘別府市長を訪問した。
受章者が紹介された後、長野市長が「長年にわたり、別府市民の生命、財産、安心、安全を昼夜を分かたず守っていただいたことが形になったと思います。これまでの功績が評価されたもの。先輩たちの指導や仲間の協力があったことを忘れないで下さい。これからも、安全安心なまちづくりのためにお力添えをいただければと思います」とねぎらった。
受章者を代表して梶原さんが「この度、具申にあたり温かいご推挙により、このように素晴らしい章を受章することができましたことに、心より感謝申し上げます。この受章を機に、これまで培ってまいりました『防災に対する知識』を、これまで以上に市民や地域住民のために役立ててまいりますことをお誓い申し上げます」と謝辞を述べた。
消防団歴35年7カ月の梶原さんは「先輩、同僚、後輩をはじめ、家族の支えがあったから、受章できたものと思っています。私個人の力は微々たるものですが、知識などを地域社会のために貢献したい」。
消防歴41年11カ月の平岡さんは「現役のときは、いろんなことがありました。先輩に助けられ、同僚や後輩に支えられ、家族の助けがあった結果の受章と思っています。今後は、この章に恥じないように地域貢献をしたいと思います」とそれぞれ述べた。
また、今秋の叙勲で元別府市消防団第14分団副分団長の淵忠義さん(80)=大字東山、消防団歴42年1カ月=、第33回危険従事者叙勲で髙橋正次さん(70)=亀川中央町、消防歴41年11カ月=の2人が瑞宝単光章を受章している。