おおいた犬ひじまちパトロール隊

お揃いの黄緑色のバンダナをつけてパトロールするワン

 犬の散歩をしながら、地域の見守りを行う「おおいた犬ひじまちパトロール隊」に対して、3日午前11時、杵築日出警察署でパトロール用品が交付された。サモエド、ウィペット、カーリーコーテッドレトリバー、柴犬など7匹が出席した。
 以前、犬の散歩中に不審車両を見つけて警察に相談したところ、指名手配犯で逮捕につながったケースがあり、日頃の散歩の時に同じグッズをつけて歩いて回ることで、犯罪の抑止力とマナー向上につながればと愛犬家の有志で立ち上がったもので、池田淳子日出町議会副議長が中心となって声かけを行い、現在は20人ほどが参加しているという。
 今回、趣旨に賛同した大分県建設業協会杵築日出支部、株式会社ジュエル、株式会社フクミヤ電子、大分みらい信用金庫、大分銀行日出支店、大分県信用組合日出支店、有限会社鈴木養鶏場が寄付をして、お揃いの黄緑色のバンダナが贈呈された。
 日出町防犯協会長の本田博文町長、顧問の仲井重治杵築日出警察署長、森昭人町議会議長が代表者3人にバンダナを手渡した。本田町長は「日出町では、平成14年には、刑法犯の認知件数が346件あり、自主防犯組織が次々とできて平成30年には42件になった。昨年は区長会で防犯カメラも設置した。今回のパトロール隊で、防犯体制がより強固なものになったと思う。地域の犯罪抑止や住民の防犯意識の高揚につながればと思います」とあいさつ。
 仲井署長も「11月末現在で、刑法犯の認知件数は32件、人身事故は47件と前年よりも減少している一方で、特殊詐欺の被害はある。地域の見守りの目が増えることで、安心安全につながると思う。無理せず、警察と連携をとって息の長い活動にしてほしい」と述べた。

コメントを残す