ケータイ・スマホ安全教室など

講師の石崎里美さんがスマホなどの使い方を説明した

 別府溝部学園高校(佐藤清信校長)は「ケータイ・スマホ安全教室・人権教室」を27日午後1時15分、同高校体育館で開催し、534人が参加した。
 インターネットを利用した人権侵害事案が増加している現状を踏まえ、スマートフォンなどの利用に起因するトラブルなどの未然防止及び人権教育の一環とすることが目的。
 安全教室の講師を、NTTドコモインストラクターの石崎里美さんが務めた。
 DVDで、いずれも高校生が①帰宅してすぐにスマホでゲーム②メッセージのやり取りをする③寝る直前にドラマを見る―の映像を見た。石崎さんは、その問題点を生徒に考えさせて答えさせた。
 SNSで気をつけることとして▽情報を発信・公開するとき、個人を特定するヒントになるものがないか確認▽友だちと写真や動画を撮った際は、互いに勝手に公開しないようにする―と説明した。
 「絶対に一人で悩まないで下さい。何かあったら、友だち同士で解決しようとせず、保護者や学校の先生に相談しましょう」と述べた。
 また、大分人権擁護委員協議会人権擁護委員の伊藤貞之さんが人権について話した。
 最後に、生徒会長の城百花さんが謝辞を述べた。
 永留圭大さん(18)は「スマホを使うときは、しっかりとルールを決めないといけないと改めて認識した。今は1日1時間と決めているが、これから勉強に集中するために扱う時間を減らすように努力する」と決意を固めていた。

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