再任民生委員児童委員に委嘱状伝達

各地区の代表者に委嘱状が伝達された


 別府市は、民生委員児童委員の再任者の委嘱状伝達式を2日午後3時、市社会福祉会館で行った。
 民生委員は児童委員を兼ねており、厚生労働大臣から任命される非常勤の地方公務員。任期は3年で、今年は、全国一斉の改選期。別府市では、定員が255人だが、今回委嘱されたのは247人。民生委員232人(再任157人、新任67人)、主任児童委員23人(再任19人、新任4人)。伝達式は再任が対象。
 長野恭紘別府市長が17地区の代表に委嘱状が伝達して「地域のお世話役として、昼夜を分かたぬ活動をしてきた人ばかりで、心から敬意を申し上げます。地域では、高齢化が進み、子どもたちに関しては先日の大阪での連れ去り事件のように、ネットの中で十分分からないところで問題が起きたりする。また、災害も多発しており、地域の要支援者の名簿はできましたが、具体的にどう防災に結びつけるかは悩ましいところ。安全安心や地域福祉の増進は終わりなき課題です。一緒に考えていきたい」とあいさつ。
 再任民生委員児童委員を代表して、鶴見地区の高橋洋明さんが「地域福祉の状況は大きく変わろうとしています。これまで以上に民生委員に寄せられる期待は高まっています。使命の大きさに身が引き締まる思いです。信頼される地域の相談役となれるように隣人愛を持って活動していきます」と決意を述べた。
 引き続き、新任民生委員児童委員も参加して、臨時の民生委員児童委員協議会総会を開いた。役員について審議を行い、会長に高橋洋明さん、副会長に友永瑤子さん、清岡孝子さん、板井恵子さん、会計に大山直さんを選任した。

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