令和元年の第4回市議会定例会

議員が上程議案について質疑をした

 令和元年第4回別府市議会定例会が10日、再開された。市議4人が議案質疑し、委員会付託が行われた。
 議案質疑が始まる前に、アフガンで凶弾に倒れた中村哲医師に対して、場内全員が黙とうを捧げた。
 ▽野口哲男議員(自民党議員団)が「スポーツ健康総務に要する経費」について「九州大会や全国大会に出場するチームの監督やコーチに対しての旅費支給は」と質問。
 花木敏寿スポーツ健康課長は「補助金の積算は、九州全国中学校体育大会、県総合体育大会、県駅伝競走大会出場費補助金交付要綱に定められている。対象者は登録選手のみとし、監督やコーチは対象外。教職員については県費で旅費が支給されている」と答えた。
 このほか、国際スポーツ大会事前キャンプ等の誘致に要する経費の追加額、別府市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について質問した。
 ▽市原隆生議員(公明党)が「障害児通所支援に要する経費の追加額」について「発達相談会は年に何回開催しているのか。きっかけは何か」と質問。
 大野積善障害福祉課長は「健康づくり推進課が開催している相談会は平成30年度で12回開催し、217件。今年度は22回を予定しており、今日まで相談件数は189件。1歳6カ月・2歳6カ月歯科・3歳5カ月などの検診時に心配される子どもがいたとき、保健師がフォローし、発達相談会の参加を促したりしている」と答えた。
 そのほか、自立支援給付に要する経費の追加額、児童扶養手当支給に要する経費の追加額について質問した。
 ▽森大輔議員(自民新政会)は「子ども医療助成に要する経費の追加額」について「前回の議会で市長から子育て世代に対しての支援を充実を図るとうかがっている。医療助成について、今後どうなっていくのか」と質問。
 月輪利生福祉共生部次長兼子育て支援課長は「未就学児については入院と通院の費用の全額助成、小中学生については入院費のみ全額助成を行っている。令和2年10月から、市民税非課税世帯の小中学生まで助成範囲を拡大し、通院費を全額助成する」と答えた。
 そのほか、別府市役所事務分掌法令の一部改正などについて質問した。
 ▽加藤信康議員(市民クラブ)が「国際スポーツ大会事前キャンプ等の誘致に要する経費の追加額」について「誘致の結果として、ラオスの選手が来るにあたり予算が上がっているが、移動手段はチャーターすることになるが、交流するにしても別府市民の移動も関わってくる。どう考えているのか」と質問。
 杉原勉ラグビーワールドカップ2019推進室長は「交流場所として、太陽の家や学校を考えている。選手の移動は、太陽の家や学校と連携して行う。長期的な展望として、観光地のバリアフリー化については、本事業を推進する中で、関係各所と連携して行う」と答えた。

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