日出町の若宮八幡神社(小石護久宮司)が来年の干支である「子(ねずみ)」の大絵馬奉納式を4日午後3時、同神社で行った。約20人が参列した。
神社には、宝永5年に日出藩第3代藩主木下俊長公から寄進された絵馬殿があるが、絵馬は残されておらず、平成27年の「未」から日出中学校の美術部にお願いして大絵馬(横135㌢、縦100㌢)を作り、奉納している。今年で6回目。
美術部の1、2年生から作品を募り、22点の応募があった。総代会で協議し、1年生の神田優華さん(13)が描いた、親子のネズミが向かい合い、見つめ合っている作品を選んだ。1年生の作品が選ばれたのは初めて。
小石宮司による奉納清祓式が執り行われた。河村公司総代会長が「子ネズミと親ネズミが目を見つめ合っている姿は、家庭の愛情、ほのぼのとしたものを感じる。ネズミは子孫繁栄などを表しており、多くの人により幸せになってもらえるよう願っています」とあいさつ。
神田さんは「お父さんもお母さんも子歳なので、選ばれてうれしいです。毛並みや影に色を重ねるのが大変でした。みんなに見てもらい、笑顔になってもらえればと思います」と話した。