昨年の別府警察署生活安全課まとめ

 別府警察署(佐藤由布美署長)生活安全課はこのほど、昨年1年間の刑法犯認知件数などをまとめた。
 刑法犯認知件数は410件(対前年比59件減)。最も多かったのは、万引きで69件(16件減)。万引きでは48人を検挙しており、うち65歳以上の高齢者が16人、青年30人、20歳未満の少年2人となっている。そのほか、自転車盗49件(20件減)、オートバイ盗6件(8件減)、空き巣などの侵入盗9件(1件減)。
 特殊詐欺は13件発生しており、被害額は6088万円。手口で一番多かったのは、架空請求詐欺で11件(3件増)となっている。
 凶悪事件は2件発生している。1月に強盗致傷事件があり、南的ケ浜町のファミリーレストランで無銭飲食の客が逃走。その際、店員ともみ合いになり、けがを負わせた。7月に強盗未遂事件があり、石垣にある金融機関で、犯人が行員などに刃物を突きつけて現金を強奪しようとした。しかし、行員が応じなかったため、未遂に終わった。
 戸次清治生活安全課長は「特殊詐欺の多くが、サイト利用料金が未納などとかたる手口の架空請求詐欺。コンビニで電子マネーを購入させる手法が多くなっている。『お金絡みの電話』はすべて詐欺です。絶対に相手にしないで下さい。電話を切って、すぐに相談をして下さい」
 「防犯の基本は『鍵かけ』です。自宅にも乗り物にも必ず鍵をかけて、大事な貴重品を守りましょう」とコメントした。

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