別府市浜脇などにムエタイとキックボクシングのジムを構えるBRAVERY GYM(伴政和代表)主催の「KODOー魂動ー 5BEAT」が3月1日にビーコンプラザで開催されるのを前に17日午前10時、長野恭紘別府市長を表敬訪問した。
新たに発足したムエタイの世界組織、通称「Mー1」の世界タイトル戦2試合を含め、13試合を予定している。ジムからは、近藤伸俊選手(37)=元WPMF世界スーパーライト級暫定王者=がタイの王者に挑み、Mー1で初めての世界タイトルを狙う。他にも、福岡県出身で東京KBA所属の石井一成選手(21)=WPMF、IBFムエタイフライ級王者=が世界タイトルにチャレンジする。
市役所を訪れたのは、伴代表、近藤選手、高園麗斗選手(19)=KOSスーパーフェザー級王者=、平井将歳選手(28)=WMCスーパーフライ級日本王者=、13年ぶりに現役復帰を果たす川崎康弘選手(40)。
伴代表が「今年は、格闘版オリンピックをテーマに7カ国から選手を招聘しました。観光都市別府ならではの大会になると思います。また、globのマークパンサーさんが入場のDJをしてくれることになっています。100㌔超えの選手も出場し、ヘビー級の試合はなかなか見られないと思う。別府発祥で盛り上げていきたい」と話した。近藤選手は「3回目の世界戦なので、いつも以上にリラックスした気持ちでいる。アグレッシブな対戦相手なので、自分もアグレッシブに向かって試合を盛り上げたい」。平井選手は「前回は情けない負け方をしてしまった。応援に来てくれる人のためにも、勝ちたい」。高園選手は「前回は元世界チャンピオンと引き分けで、今回は本場タイのチャンピオンと試合を組んでもらった。必ず勝ってノブさんのように世界タイトルマッチまでもっていきたい」。川崎選手は「13年ぶりで、1年半かけて体をつくってきた。1発1発に思いを込めて試合をしたい」とそれぞれ決意を述べた。
長野市長は「別府で世界タイトルマッチが行われるのは、名誉なこと。いろんな選手が参加してくれるということで、楽しみしています」と激励した。
試合は3月1日ビーコンプラザで開催される。第1部はアマチュアの部で午前10時20分に試合開始、第2部はプロの部で午後3時50分試合開始。チケットは、1部千円、2部SRS1万2千円、RS9千円、A6千円、自由席4千円で、当日券はプラス500円。チケットぴあなどで取り扱っている。問い合わせはジム別府本店(電話23・0834)へ。