国保の賦課限度額引き上げへ

内田会長(中央)が市長に答申を行った

 別府市国民健康保険運営協議会(内田勝彦会長)は、令和2年度の医療給付費分の賦課限度額を2万円引き上げ63万円に、介護納付金分の賦課限度額を1万円引き上げ17万円にすることを18日午前10時、市役所で長野恭紘別府市長に答申した。保険税率については、現行を維持する。
 国が賦課限度額の引き上げを閣議決定してことを受けて、協議会を開いて諮問していたもの。
 内田会長(県東部保健所長)と倉原浩志副会長(別府商工会議所専務理事)が出席。内田会長が審議結果を伝えて「長期的に安定的な国保財政の維持という観点から、妥当とする」と述べた。長野市長は「慎重な審議をいただきました。結果を尊重しながら、長期的に安定した運営を心がけていきたい」と答えた。
 対象となるのは、国保加入者の所得600万円以上の人で、医療費給付費分で約250世帯、介護納付金分(40~64歳)は約100世帯とみられている。

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