別府市出身の高松選手が地元で教室

5月に地元で初めてバレーボール教室を開催することになった高松選手(左)と
活動をプロデュースする野瀬選手が長野市長を表敬訪問した

 別府市出身で、プロバレーボールのVリーグで活躍する高松卓矢選手(32)=ウルフドックス名古屋所属=とNPO法人フィールド・オブ・ドリームズプロジェクトマネージャーの野瀬将平選手(26)=FC東京所属=が20日午後3時半、長野恭紘別府市長を訪問し、5月中旬に別府市でバレーボール教室を開催することを報告した。
 野瀬選手はFC東京でリベロとして活躍する一方で、豪雨被害を受けた地元・福岡県朝倉市のために何かしたいと昨年、バレー教室を開催した。高松選手も地元のために何かしたいと思っており、2人でいつもバレーの普及などの話をしていたという。そこに野瀬選手が教室を開催したことを知って、大分でも開催したいとなり実現した。
 高松選手は中部中学校から県立別府鶴見丘高校、日本体育大学を卒業。豊田合成トレフェスサ(名称変更し、現在はウルフドックス名古屋)に入団した。2013年には全日本男子のメンバーに選ばれるなど、現在も活躍をしている。
 高松選手は「今まで別府で教室などをしたことがなく、現在32歳でバレー選手としてはベテラン。現役バリバリの時期は長くないと思うので、育ててくれた別府に何か恩返しがしたいと思った。自分も小学生の時にプロに指導を受けたりサインをもらったことが心に残っている。今度は自分がそういう立場になって、恩返しするのが一番だと思いました」とあいさつ。野瀬選手も「プロのすごい迫力を目の前で見てほしい。きっと、一生心に残るような体験になると思う。バレーを知らない子どもにも興味を持ってもらえればと思います」と述べた。
 長野市長は「未来のスターを育ててもらえればと思う」と話した。バレー教室は2日間を予定しており、高松選手の他にも大分県出身の選手らが参加して、現在バレーをしている子どもたちだけではなく、小学校を訪問してバレー経験のない子どもたちにもバレーの楽しさを知ってもらう活動を行う予定。
 今回の教室を通して、バレーの普及はもちろんだが、今年開催される東京2020オリンピック・パラリンピックの機運醸成にも努めたい考え。

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