楠町で就労継続支援A型や就労移行支援をしているセントエイブル福祉会(羽生正宗代表理事)は別府赤銅御殿メモリアル展オープン記念講演会「伊藤伝右衛門と柳原白蓮」を22日午後1時半、同会が運営している青山町のあかがね青山鍼灸治療院で開催。別府市をはじめ、日出町、大分市、佐伯市や宮崎県などから約60人が参加した。
講師は、福岡県飯塚市筑豊飯塚観光案内人の会の白神精一会長が務めた。
別府の「あかがね御殿」は、敷地面積1万700平方㍍(3500坪)で、木造瓦葺2階建てだった。大正3年に起工、建設費85万円で5年に竣工。昭和17年に海軍省に寄付。戦後、占領軍の宿舎として接収される。29年にホテル銅御殿として開業。54年に解体された。福岡市大名町(現天神町)の赤銅御殿(あかがねごてん)は、大正5年ごろに内部を大改装。昭和2年7月、漏電により出火した。
また、伊藤伝右衛門と柳原白蓮の歩んできた出来事、家系図を写真とともに説明。
最後に、今回のテーマになった伊藤伝右衛門と柳原白蓮を見たことがあったり、当時の資料を持参したりと、講師の話だけでなく、参加者も当時の柳原白蓮の姿などを説明した。
次回の講演会は3月22日午後1時半、同治療院で平野芳弘平野資料館館長を講師に行われる。
問い合わせは、あかがね青山鍼灸治療院(電話75・8899)まで。