陸自山田連隊長に「ツーリズム別府大使」

「別府観光のPRを」と山田連隊長(右)をツーリズム別府大使に委嘱

 別府市は、別府観光を応援してもらう「ツーリズム別府大使」に、山田憲和陸上自衛隊第41普通科連隊長兼別府駐屯地司令(49)を委嘱。9日午後3時、委嘱状交付式を市役所で行った。35人目の大使。
 山田連隊長は、防衛大学校の38期。平成7年に第11普通科連隊(北海道)に配属されたのを皮切りに、西部方面普通科連隊、第1混成群中隊長、陸上幕僚監部人事企画課、国際活動教育隊、統合幕僚監部総務課渉外班長などを歴任し、平成29年に第28代連隊長、第31代駐屯地司令に着任した。また、海外経験もあり、平成15年には第4次東ティモール施設群に参加した他、25年にはレバノン・シリア・ヨルダンの外務事務官も経験した。
 別府八湯温泉まつりやべっぷ鶴見岳一気登山大会、別府大分毎日マラソン大会など多くの行事の支援を行うとともに、一気登山の前の境川の清掃活動には、連隊長自ら参加して、別府市民らと一緒に汗を流すなど、地域との絆を大切にしてきた。個人的には、温泉88カ所を巡る別府八湯温泉道名人位を4回獲得。別府に親しみをもち、楽しんだ。3月中に転勤することになり、今回の大使委嘱となった。
 長野恭紘別府市長が委嘱状と記念品の竹細工の名刺入れ、大使の名刺を手渡して「2年半近くにわたり、大変な貢献をしていただきました。豪快な人柄で隊員に対しても、安全安心を守るのみではなく、地域貢献も忘れずに言い続けていただいた。個人的にも、多くの温泉を楽しんでもらった。これからも別府のことを忘れることなく、別府の魅力発信をしていただきたい」とあいさつをした。
 山田連隊長は「大使の名に恥じぬよう、魅力や素晴らしい所を発信し、微力ながら別府観光のために頑張りたい」とお礼を述べた。

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