別府市上人仲町の北林孝子さんが12日午前11時、別府市役所を訪れて手作りマスク100枚を寄付した。
北林さんは昔から手づくりのものを作るのが趣味で、様々なものを手作りしてきた。新型コロナウイルス感染症が拡大してから、マスク不足のニュースを見て、「自分にも何か出来ないだろうか」と考えてマスクを作ることにした。
3月下旬から作り始めたが、友人や高齢者など周囲の人にも作ってあげながら作業を進めた。材料はさらしで、年齢やシーンを選ばず使えるようにと白にして1つずつメッセージをつけた。完成したマスクはアイロンを高温にしてかけて殺菌。マスクの内側に入れて使うシートも洗えるものを3枚入れるなど、細やかな配慮をした。
北林さんは「少しで申し訳ないですが、困っている人に使ってほしい」と長野恭紘別府市長に手渡し、長野市長にも温泉マークの入った手づくりマスク2枚をプレゼントした。
長野市長は「100枚作るのは、大変なことだと思います。大事に使ってもらえるようにしたい。ありがとうございました」とお礼を述べた。