別大同窓会が奨学金基金に寄付

赤瀬恵同窓会会長(中央)が奨学金基金に350万円を寄付した

 別府大学・別府大学短期大学部同窓会(赤瀬恵会長)は学校法人別府大学が行っている新型コロナウイルス感染症緊急貸与奨学基金への寄付贈呈式を5月22日午前10時、別府大学学長室で行った。
 贈呈式では、赤瀬恵同窓会長が「同窓会として、学生の支援になればと思い決めました。活用して下さい」と述べて、飯沼学長に寄付金350万円の目録を手渡した。
 飯沼賢司別府大学学長は「大学の基金として、学生のために有効利用させていただきます」、仲嶺まり子別府大学短期大学部学長は「授業料減免など、大学もしており、学生の学習環境を支援しています。ありがとうございます」とそれぞれお礼を述べた。
 同窓会は3月10日、国内外の卒業生にマスクの提供を呼びかけて、約2500枚のマスクが集まり、別府大学に寄贈している。
 継続して後輩支援を協議している中、学校法人別府大学が「新型コロナウイルス感染症緊急貸与奨学金基金」を創設することとなった。基金創設に同窓会も賛同し、350万円を寄付した。多くの卒業生から寄せられた寄付金を長年積み立てており、これまで記念事業などに使ってきた。今回はその一部を活用した。
 基金の対象は、別府大学、別府大学短期大学部、別府大学附属看護専門学校に在籍する学生。新型コロナウイルス感染症の影響でアルバイトを失うなど、生活費の支弁が一時的に困難となり、緊急に支援を必要とする場合、貸与する。
 貸与金額は、1人10万円以内で1万円単位。金利は無利子。返済期限は2年。

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