観光などで居住地以外の場所を訪れた時、役に立つのはインターネットを使った検索機能など。行きたいお店や施設を教えてくれて、そのまま道案内もしてくれる便利なツール。そのツールをより快適に使うには、WiーFi(無料公衆無線LAN)は欠かせない。別府市内でも多くのWiーFiスポットがあるが、別府市は1日から別府公園東口にも設置して運用を開始した。
利用するには、WiーFiをつなげてインターネットを利用しようとすると画面に現れる指示に従ってメールを登録するだけ。利用時間は午前6時から午後9時までで、同時に50人が接続できる。言語も、日本語だけでなく英語、中国語、韓国語、フランス語、タイ語に対応しており、外国人観光客も気軽に利用できる。1回に接続できる時間は1時間で、時間が経過すると自動的に遮断されるが、接続回数は制限されない。
これまで、市内では市役所市民課前、竹細工伝統産業会館、竹瓦温泉、別府海浜砂湯、地獄蒸し工房鉄輪、志高湖レストハウス、JR別府駅案内所、まちなか交流館、海門寺温泉、不老泉、中央公民館、ビーコンプラザ、柴石温泉、湯都ピア浜脇、北浜温泉(テルマス)、堀田温泉、べっぷアリーナ、JR別府駅、別府湾サービスエリアと観光客が多い19カ所に設置されている。
大分市と由布市も同じものを使っているため、同じ端末で90日以内なら再登録をせずに利用できる。また、福岡市が提供しているWiーFiとも認証連携をしているので、多くの場所で使えて便利。
観光客だけでなく、市民も利用できるので、憩いの場でのんびり快適に過ごすことにつながる。今は新型コロナウイルス感染症の影響で海外はもちろん、国内の観光客も県堺を越えた不要不急の移動を自粛するように各自治体から要請されているため、訪れる人はまだ少ない。しかし、18日からは県を越えての移動も認められるようになり、海外からの来日も少しずつ緩和される方向のため「アフターコロナ」の観光の1つのサービス向上に向けて準備が進められている。