一般社団法人ひじ町ツーリズム協会(会長・本田博文町長、161人)は、2020年度定時総会を2日午後1時半、日出町役場で開いた。今回は、新型コロナウイルスの感染予防対策として、出席者は約20人とした。
2019年度は、新たに6人が会員となり11人が退会をした。2020年度の新規会員は2人。昨年度は、「見る観光」から「滞在する観光」への展開を図り、ブランド価値の高い滞在型・交流型の観光地域づくりを目指した取り組みをした。地域資源を活用し、地域の人とふれあいながら魅力を発信する「ひじはく」は9月20日から11月30日までの期間中に52のプランで158回開かれ、延べ1172人が参加するなど、盛り上がった。
他にも、美しい自然景観を活かしたプラン開発と磨き上げ、歴史・文化資源、伝統芸能などの観光コンテンツを活用した誘客、関係機関・団体と協力したイベントの開催などを行った。
また、昨年9月から法人化して「一般社団法人ひじ町ツーリズム協会」を発足させ、受け入れ態勢の強化を図った。
2020年度は、▽観光活性化事業▽情報発信・販売ルート開拓事業▽観光客誘致促進事業▽安心で快適な旅を支える態勢整備▽地域内連携の推進▽日出町からの委託事業ーなどを行う。
新型コロナの影響で観光業は大きな打撃を受けているが、「ひじはく」の開催、町内の飲食店や宿泊施設を応援するため、インターネットで資金を集めるクラウドファンディングなどにも取り組む。