帆足万里169回目の忌辰祭

関係者が参列して帆足万里の供養を行った

 日出町の学問を広めた碩学・帆足万里の169回忌辰祭が14日午前9時、菩提寺の龍泉寺で開催された。
 毎年、墓前で日出小学校の児童らも参加して盛大に行われているが、今年は、新型コロナウイルス感染症予防対策のために実行委員会のみで実施。9人が参列した。
 帆足万里の父・通文(みちのぶ)は、日出藩の家老を勤めた人物で、万里は子どもの頃から記憶力がよく、学問が大好きで、疑問に思ったことは徹底的に調べていた。
 14歳の時から、脇蘭室の塾で学んだ。40歳からは、オランダ語も独学で学び、三浦海園、広瀬淡窓と並んで「豊後三賢人」と呼ばれている。
 工藤智弘実行委員長が「帆足万里は医学の面でも長けていた人。現在に生きていれば、新型コロナの研究を日々していると思う。今年はコロナの影響で少し寂くなったが、来年は170回忌という節目の年になるので、もっと町内外に功績を伝えていきたい」とあいさつ。
 山崎祐介住職の読経の中、関係者が焼香をした。

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