令和2年第2回市議会定例会が開会

提案理由を説明する長野恭紘別府市長

 令和2年第2回別府市議会定例会が15日午前10時、開会した。会期はきょうから29日までの15日間。
 定例会では、市執行部が令和2年度一般会計補正予算、国民健康保険事業特別会計補正予算の予算関係2件、条例関係12件、その他8件の計22議案を上程した。
 長野恭紘別府市長は提案理由の説明に先立ち、新型コロナウイルス感染症対策に関する取り組みとして「『雇用』『事業』『健康と生活』の3つを守ることを柱とした別府市独自の緊急対策第1弾として、500人規模の雇用対策や中小企業者賃料補助その他の事業継続の支援のほか、手指消毒などが出来る『次亜塩素酸水』などの配布のほか、市民の経済支援対策や感染症予防対策を他の自治体に先駆けて実施してきた」と述べた。また、「別府市子どもエール弁当宅配事業」、「学生エールプロジェクト」、「機構改革の延期」などについても説明した。
 提案理由の説明にうつり、令和2年度一般会計補正予算について次のように述べた。
 ▽補正額は4億4650万円の増額で、補正後の一般会計予算総額は694億5400万円。
 ▽総務費は、別府商工会議所建設用地を売却することに伴い売払収入を基金に積み立てるため、別府市公共施設再編整備基金積立金の追加額を計上。
 ▽教育費は、国の緊急経済対策を活用し、GIGAスクール構想を早期に実現することにより、休校時においてもICTの活用で子どもたちの教育機会を確保することができるよう、児童・生徒一人に1台の端末を整備する経費を計上。
 このほか、消防指令業務にに係る設備の更新などの消防費の説明もあった。
 特別会計予算の補正額は400万円の増額で、補正後の予算額は533億8400万円。
 条例関係は「別府市税条例の一部改正について」と「別府市都市計画税条例の一部改正について」は、地方税法の一部が改正されたことに伴い、条例を改正する―などと説明した。

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