14日午前7時43分ごろ、枝郷5組の市道(T字路)で、車前部が破損しエアバッグが作動した軽四自動車が停止していた。運転席に意識のない高齢男性がいた。同乗者はない。男性は、大分市緑が丘3丁目の無職、大塚勲さん(69)。意識不明の重体で、救急車で由布市内の病院に搬送されたが、1時間55分後の午前9時38分、死亡が確認された。死因は、出血性ショック。別府警察署管内では、今年に入り4人目の交通死亡事故となった。
別府署によると、現場は信号機のないT字路。軽四は志高湖方面から走行し、突き当たりに設置された電柱に突っ込んだとみられる。同日午前7時43分、事故を起こしていた軽四を発見した男性が「軽四自動車に口から出血している男性がいる」などの状況を110番通報した。
別府署は、事故原因を捜査している。また、14日から18日までの5日間、別府警察署長名で交通非常事態宣言を発令。交通取り締まりを強化する。
別府署管内では、5月14日に普通車に衝突されたシニアカーを運転していた男性が死亡してから6月13日まで30日間、交通死亡事故ゼロが続いていた。