別府市ビービズリンクが作成した、温泉マークの湯気を「人」に見たて、離れて配置することで、人と人との距離を表している「ソーシャル・ディスタンシング」のPRの輪が広がっている。温泉地らしく「はなれていても、あったかい。」を合言葉にしている。
別府市内のゴールデンウイークは、新型コロナウイルス感染症対策で、訪れる観光客もほとんどなく、宿泊者は98%も減少するなど、厳しい状況にある。そんな中でも、6月1日からは公立小中学校の授業が再開したり、観光施設、旅館・ホテル等も次々と営業を再開しており、新しい生活様式を取り入れた「日常」が戻りつつある。
今後も新型コロナの対策のため、人と人との距離を一定程度保つことが求められている。ソーシャル・ディスタンシングのポスターはそういう意味で、多くの人に分かりやすく伝えるものとなっている。
大分空港では各航空会社がステッカーを配布し、市内の小中学校にポスターを掲示。大分みらい信用金庫や大分銀行、豊和銀行、大分県信用金庫も協力してステッカーやポスターを貼るなどしてPRに努めている。この「一定の距離」を保つことが、大切な人を守ることにつながると信じて、取り組みは続く。