JAべっぷ日出(佐藤隆博代表理事組合長)は18日午前10時、別府市立鶴見小学校(猪俣比呂美校長)の5年生65人にバケツで栽培する稲づくりセット68セットを寄贈した。
鶴見小学校は例年、地域の人に田んぼを借りて、田植えや稲刈りを体験していた。しかし、今年は新型コロナウイルス感染症の感染予防対策として、密になる可能性のある行事を取りやめており、田植えも中止になった。それを知ったJAべっぷ日出が子どもたちに稲作りの体験をしてもらおうとプレゼントしたもの。
児童を代表して、学級委員の蔵吉さくらさん(10)と藤澤侑正さん(10)が受け取った。佐藤代表理事組合長は「本来なら、田んぼに入って体験してもらいたいが、バケツで稲づくりにチャレンジしてもらえればと思う。大切に育て、稲穂がたれてきたら収穫の目安。いっぱいお米が取れるように頑張って育ててください」とあいさつ。
蔵吉さんは「みんなで協力して育てていきます。成長を観察して、みんなで食べたい」。藤澤さんも「頑張って育てていきたい。出来たお米は、おにぎりなどにしたい」とお礼を述べた。
JAによると、グループでは同様の事業を行っているが、べっぷ日出では初めて。バケツ1つでお茶碗1杯分のお米が収穫できるという。