学生時代の第2の故郷支援

オンラインを通じて仲間も一緒に寄付贈呈式に参加

 立命館アジア太平洋大学(APU)卒業生が中心に、別府の歴史や文化、面白いところを世界に情報発信をしているカルチャーメディア「ベップリズム」は16日午前10時、長野恭紘別府市長を訪れ、新型コロナウイルス感染症対策にと49万6310円を寄付した。
 ベップリズムは、APU10期生の深川謙蔵さん(29)、岡本裕志さん(同)、栗原ハンスさん(同)が2015年に立ち上げたクリエイティブユニット。深川さんは別府市在住で、バーを経営。自身も新型コロナの影響で厳しい環境にいるが、「大好きな別府のために、何か出来ることはないか」と考え、別府の街並み等を写した写真をインターネットで販売するチャリティイベント「離れていても、別府とともに」を行った。国内外から卒業生を中心に、個人や企業が購入して150口、約51万円が集まった。その中から、システム利用料などの必要経費を除いた全額を寄付した。
 贈呈式には、深川さんが出席したが、オンライン会議システムを利用して、岡本さんと有賀和輝さん(32)=8期生=も参加。深川さんは「今回のイベントで、別府は本当に愛されているのだと実感した」と話した。
 長野市長は「今でも別府に愛着を持ってくれていて、うれしい。元気な別府の姿を見せることが恩返しになると思う」とお礼を述べた。

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