公益財団法人別府市シルバー人材センター(藤野博理事長)の令和2年度定時総会が19日午前10時から、ビーコンプラザで開催された。今回は、新型コロナウイルス感染症予防対策として、少人数で実施。委任状と合わせると301人が参加した。
はじめに藤野理事長が「毎年、功労のある会員を表彰させていただいているが、今回は新型コロナの影響で省略させてもらい、大変申し訳なく思っています。おかげ様で、昨年度は多少なりとも黒字となったが、今年度は厳しい状況になっています。一層の発展のためのご支援と、会員の皆様の健康とご活躍を祈念します」とあいさつ。
議事に入り、令和元年度の事業・決算・監査報告、役員選任を審議、承認。令和2年度の事業計画、収支予算について報告を行った。
昨年度は、請負の契約金額は2億1196万7千円、受託収益は125万7千円で、当期経営増減額は67万7千円増、正味財産期末残高は680万円となった。就業目標の90%に対し、84%と横ばいとなっている。会員数は3月末で469人。
請負事業では、剪定が1387件と多いが、就業のべ人数では屋内清掃作業が1万859人と最も多くなっている。
契約金額はここ数年、停滞傾向にあり、請負の契約金額が伸び悩む一方で、派遣の契約金額は右肩上がりとなっており、今後も伸びに可能性を感じているという。しかし、新型コロナの影響もあり、今後の社会情勢の変化に応じた新たな仕事を開拓する必要性についても言及。▽安全・適正就業の強化▽ペナルティー制度の導入▽財政基盤の健全化▽会員の拡大強化▽推進計画の取り組みーを重点として事業を実施する。
令和2年度の感謝状(満80歳以上で在籍期間5年以上、就業日数550日)の受賞者は次のとおり(敬称略)。▽技能部=木村長喜、山本藤治郎、小山勝徳、小野春男、秋吉信秀、吉田清志▽軽作業部=安部秀信、金色喜雄、谷岡邦寿、芝尾清子、榎英子、首藤武夫、中山泉▽サービス部=松本秀子、笠村美代、田代三千子、川崎ヨシ子、岡田さえ子、亀川智子▽事務管理部=本多正一▽社会部=佐藤巌。