社会福祉法人太陽の家(山下達夫理事長)は完成した新歴史資料館「太陽ミュージアム」の内覧会を6月29日午後2時、開催した。
オープニングセレモニーは7月3日にあり、一般公開は4日から。
同ミュージアムは、太陽の家本館前駐車場西側にあり、2000年に開設した歴史資料館の老朽化に伴い、東京パラリンピックを前に情報発信の拠点として、鉄骨平屋建て(約千平方㍍)、多くの県産杉を使い、総事業費3・26億円をかけて作った。
展示室は、「太陽の家」のこれまでの歩みを貴重な資料とともに紹介していたり、車いすやボッチャなどのパラスポーツを体験できる。また、共同出資会社の紹介コーナー、オリジナル商品を販売するショップがある。
太陽広場には、福祉車両が置いてあり、肢体不自由者も運転するために工夫されている。
また、あせびホールにあるトイレは、実際の利用者の声も反映させており、屋外には車いすで坂道や段差を体験できるコースや車いすバスケ体験がある。
山下太陽の家理事長は「皆さんにスポーツも生活も一緒、同じなんだということを伝えていきたい。実際に車いすに乗って、車いすに乗った方々の目線などを体験してほしい。障がいがあることは特別ではない。障がい者も健常者も共生する社会を目指す」とコメントした。