別府市公の施設の指定管理候補者選定方法等検討委員会(福谷正信委員長)は7月31日午前10時、諮問を受けた指定管理候補者選定方法等の妥当性について、別府市に答申をした。
▽市身体障害者福祉センター▽市営住宅及び共同施設等▽市内竈コミュニティーセンター・別府市内竈多目的広場▽実相寺中央公園集会所▽市南立石2区集会所▽市国際交流会館▽別府海浜砂湯については、非公募を「妥当」とした。
一方で、事業実施におけるPDCAサイクルに伴い、管理運営の透明性を高めることやモニタリングにより更なる市民サービスの向上を図ること、将来に向けた施設の自主運営のあり方を検討する、利用者が限定されることから、指定管理者制度の廃止も含め検討が必要とする、各施設ごとに個別の付帯意見をつけた。
また、今回公募を行う、不老泉グループ(不老泉、海門寺温泉、田の湯温泉、永石温泉)、柴石温泉グループ(柴石温泉、浜田温泉、亀陽泉)、湯都ピア浜脇、鉄輪むし湯、堀田温泉の公募のあり方についても答申。▽コストの分析を強化して、コスト削減の努力が求められる▽担当課がリーダーシップを発揮して、指定管理者を支援することが望ましい▽中長期的に市営温泉をどのように運営していくのかを思い描いた上で、一律に指定管理にするのではなく、施設ごとに収支構造や入浴者の意向を調査研究するなどの具体的な方策により、個別に分析をして施設の個性に合った管理運営の仕方を検討するのが望ましいーをあげた。その上で「今までの管理のあり方を継続することに限界が来ている」として、今後のあり方について検討するように意見をしている。
福谷委員長から川上隆・副市長に答申書が手渡された。
川上副市長は「指定管理制度を導入してから複数年が経過しており、運営方法にも課題があると思います。答申を踏まえ、今後のあり方を考えていきたい」と述べた。