学生への支援に感謝

APUハンズによる食料品配布などで学生を支援している(写真は5月の様子)

 立命館アジア太平洋大学(APU)はこのほど、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている学生支援の中間報告を行った。
 APUでは新型コロナの影響でアルバイト先が休業するなどして経済的に困っている学生が多くいることから、4月28日に「新型コロナウイルス禍に対する学びの緊急支援APU版」を発表して、学生への経済支援等を開始。5月上旬には、教職員や卒業生をはじめ関係者へ寄付の呼びかけをしてきた。
 それと平行して、卒業生や教職員有志約40人による支援団体「APUハンズ」が立ち上がり、食糧支援などを行っている。これまでに257件約650万円の寄付金と寄付物資104件が集まり、学生にアンケートをとってAPUプラザで食料品を配布するなどしている。
 また、緊急事態宣言による自粛生活の中で、学生に卒業生が運営している「マイニチモンキー」が食事を配達するなどしてきた。
 7月以降は、学生対象の補助金やアルバイト雇用などが増加していることを受けて、食糧配布の規模を縮小。密にならないように指定日に管理人から受け取る形をとる方針。
 出口治明学長は「コロナ禍によって様々な困難に直面している学生を支援するための寄付活動を呼びかけさせてもらい、約2カ月間で多くの皆さんからご支援を頂戴しました。学生への温かいご支援、本当にありがとうございます。皆さんからご支援をいただいた緊急学生支援機については、立命館学園からの支援金と合わせて、学生約600人に3万円を3カ月分給付する手続きを進めています。引き続き、学生がAPUで学び続けることが出来るよう、大学としても最大限の支援を行っていきます」などとコメントした。

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