通帳2通など手渡す

 別府警察署は14日午後8時30分、特殊詐欺(預貯金詐欺)被害を発表した。
 同署によると、同日午後0時30分ごろ、市内の無職女性(78)宅に市役所職員を名乗る男から「後期高齢者医療保険の払い戻しがある。銀行から電話があるので口座番号と暗証番号を教えて」と電話がかかった。その後、金融機関の職員を名乗る男から「通帳の更新が必要。当行の者を行かせる」などとの電話があり、そのときに暗証番号を伝えた。午後3時ごろ、女性宅を訪れた男に、通帳2通とキャッシュカード2枚を手渡した。
 その後、疑問に思った女性が金融機関に連絡したところ、「詐欺ではないか」と言われた。午後6時14分に110番通報し、被害が発覚した。
 2つの金融機関で約150万円が引き出されていた。
 同署は「お金がからむ電話はすべて詐欺と疑い、相手方から言われるままに行動せず、一度電話を切って、家族や警察に相談を」と注意を呼びかけている。
 同署には、同様の手口の電話があったという相談が3件あった。

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