「令和２年秋の全国交通安全運動」（２１日から３０日）の一環で２３日午前７時３０分、市内１３０カ所の主要交差点に県交通安全協会別府支部（地域、職域）や別府地域交通安全活動推進委員ら約千人が参加し、子どもの通学や、大人の通勤を守る早朝一斉街頭啓発活動が行われた。
馬場町のつるりん通りと新別府通りが交わる交差点は、朝日小学校などの通学路となっており、通勤のマイカーや通学の児童や生徒を乗せた車が多い場所。県交通安全協会別府支部朝日地域分会（松川章三分会長）の馬場分会員９人がそろいのハッピ姿で立ち、横断歩道を渡る生徒と車の間に「横断中」と書かれた黄色い旗を差し出して安全を確保した。
分会員が「おはよう」とあいさつすると、生徒らも「おはようございます」と返事をしていた。
平松昭雄馬場分会長は「１日や２０日に街頭啓発をしているので、ここだけでなく市内で活動を見たら、安全運転を心がけてほしい。心と時間にゆとりのある運転が、交通事故防止につながると思います」と話している。
今年に入って別府署管内の交通事故の犠牲者は４人で、前年同期と比べ３人増となっている。１月７日未明、上人南の市道で男子大学生２人が死亡。カーブを曲がり切れずに路外の自販機に衝突したとみられる。
５月１４日朝、浜脇１丁目の県道で発生。普通自動車が横断歩道上を横断していたシニアカーと衝突し、シニアカーに乗っていた男性が死亡。
６月１４日朝、枝郷の市道（丁字路）にある電柱に軽四自動車が衝突し、男性が死亡した。