京都府南丹市生まれ、別府市在住の詩人の山脇益美さん(30)がこのほど、八幡朝見神社に詩集「朝見に行くよ」を奉納し奉告祭が行われた。
山脇さんは、詩に悩んだ際、朝見神社や朝見川などに散歩に来てパワーやアイディアをもらったという。
詩集のタイトルの「朝見に行くよ」は、「朝、見に行く」と「朝見に、行く」の言葉遊びになっている。そして、タイトルを決めたとき、すぐに朝見神社に報告に来た。
奉納奉告祭は、新名俊二権禰宜が神事を執り行い、祝詞を奏上した。最後に山脇さんが詩集の中から「命日」「いろはうた」「あわ」の3編を神前で朗読した。
新名権禰宜は「神社の務めの1つとして『文化の発信地』というのがあります。神殿で奏上してもらい、活躍の励みになれば」と話した。
山脇さんは「自分の人生の道のりを読んでくれた素晴らしい祝詞でした。気持ちを込めて、詩を奏上しました。この縁を大事にしたい。別府は水にまつわるイメージがあります。詩には、人間の体の水や血などの水分が循環していくイメージをしました」と述べた。