別府市と佐伯市が地域間で交流

地域連携交流に係る覚書を交わした長野別府市長(右)と田中佐伯市長

 別府市と佐伯市は5日午後2時、別府市役所で地域連携交流に係る覚書の締結式を行った。2市間で協定を結ぶのは両市とも初めて。
 コロナ禍で県外での修学旅行を行うことが難しくなったことを受けて、別府市と佐伯市の間でお互いに子どもたちを受け入れることにしたのがきっかけ。別府市からは小学生約870人が佐伯市に、佐伯市から小中学生約1090人が別府市を訪れることになっている。すでに、別府市からの第1陣は4日に佐伯市を訪れた。
 今後は、経済、観光、スポーツツーリズム、文化、行政業務などに関することについて、お互いに連携して情報共有、情報発信をしていきたい考え。
 長野恭紘別府市長と田中利明佐伯市長が出席して調印をした。田中佐伯市長は「市長会でいろいろな話をする中で、地域間で相互交流が出来ないかと話していた。多分野でさらに絆を深めたい。民間での交流はすでに行われている。成功モデルを作っていくことが大切」として別府ー佐伯間のみにとどまらず、周辺の市も一緒に広域観光などで経済波及効果をうみ出したい考えを示した。
 長野別府市長は「修学旅行は1つの入口として、これから様々な面で交流をし、協力が出来ればと思う」として、「連携していく中で、どういったことが出来るかを提案していく。大事にしたいことは、子どもの教育や文化、それに関係する観光、経済のつながり。情報を共有して別府の強みを佐伯の強みに、佐伯の強みを別府の強みにしていきたい」と話した。

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