国際協力機構(JICA)の海外協力隊訓練生が5日から、別府市で「地域貢献インターン」として活動するため、長野恭紘別府市長を表敬訪問した。
JICAは毎年、海外協力隊として、国内で研修をしたのち、海外へ派遣をしている。しかし、新型コロナウイルスの影響で、国内訓練や海外派遣が延期となっている。そのため、JICAは特別派遣前訓練として「地域貢献インターン」を全国各地の自治体に派遣して国内で地域活動を行うことで、地域に貢献をしながら訓練にもなるという事業を実施。受け入れを希望する自治体を募集し、別府市は南地区におけるインクルーシブ防災の推進普及や地域学校協働活動の活性化に取り組みたいと手をあげた。期間は12月25日まで。
別府に派遣されたのは、ルワンダに小学校教育を教える予定の竹本栞さん(25)とインドネシアでサッカーを教える予定の山本滉成さん(21)。
竹本さんは「福岡で小学校の教員をしていました。別府市の課題を見つけ、理解して解決することに取り組みたい」。山本さんは「サッカーを教えるので、体がなまらないようにしたい。短い期間ですが、頑張りたい」とそれぞれ抱負を述べた。