観光振興への応援込めて

別府市に100万円を寄付した木之元友則さん(左)

 昭和27年創業の木之元製菓(火売町)を代表して木之元友則さんが6日午前11時40分、別府市を訪れて、現金100万円を寄付した。
 おもてなし再開への衛生管理と観光振興への応援が目的。
 贈呈式では、木之元さんが長野恭紘別府市長に目録と自社製品を手渡した。
 長野市長は「コロナ禍にあり、市民や観光客から愛されるお菓子作りを続けており、別府市に元気をということで多額の寄付をいただきました。観光に従事している人たちは、うずうずしています。活気が戻ると良いなと思っている。これから、より一層の衛生管理をし、観光客が来る直接的な対策を準備している。これからも、商売を頑張っていただいて、別府市にお力添えいただいたければ」とお礼を述べた。
 記念撮影終了後、木之元さんは「4連休のとき、多くの観光客が別府市を訪れていました。しかし、感染者数も増えていないので、今後も皆さんでより一層の衛生管理をし、以前の活気ある別府に戻ってほしいというのが願いです」と話した。
 木之元製菓は、別府市で創業。昔から変わらない製法で作っている名物「ハチミツせんべい」は、県全土から県外の店にも並んでいる。9月23日に別府市が開始した「おもてなし再開」のプロモーション動画を見て、大々的な誘致活動ができない中、「新型コロナウイルス感染症の対策を万全にしたうえ、観光客の皆さんをおもてなししたい」という別府で働く観光産業に関わる多くの人の思いを感じ、その振興に役立てたいと思い、寄付を申し出た。
 寄付された現金は、観光課の財源となり、今後は観光振興に使われる予定。

コメントを残す