別府大学が「湯の町別府観光人材育成プログラム」を26日午後3時30分、別府市役所レセプションホールで開催し、別府市、市観光協会、別府商工会議所から約30人が出席した。「湯のまちべっぷ協働推進協定書」におけるリカレントプログラムとして実施した。
第1回目は、飯沼賢司別府大学学長が「ダイバーシティ別府温泉の魅力―日本温泉文化の原点」をテーマに行った。
別府は多くの多様性があり▽泉種=温泉の泉質は一般に10種類とされるが、別府には9種ある▽湯の利用=入湯だけでなく、蒸し湯、地獄見学、湯の花生産、地獄蒸し、湯けむり景観、地熱発電▽宿=湯治宿、旅館、ホテル、国際ホテル―などを挙げた。
「別府の町は、外からやってきた人々が価値を見出し、その魅力をアピール。別府を日本最大、そして世界最大の温泉に押し上げた」と語った。
そのほか、一遍上人、火男火売神社、別府の湯治文化、油屋熊八翁などについても述べた。
受講は関係者のみで、今後は各月1回、行われる。