別府で88日ぶり感染者

 大分県は6日、別府市内の20代男性学生が新型コロナウイルスに感染したと発表した。10月16日以来の新規感染者。別府市内での新規感染者は8月10日以来88日ぶり。
 県によると、10月29日から11月1日に東京都に滞在。1日未明からのどに違和感を感じ、3日に37・7度の発熱と鼻水、咳の症状が出た。4日には悪寒や倦怠感もあり、医療機関を受診した。5日にPCR検査を受けたところ、陽性と判明した。現在は微熱があり、医療機関に入院をしている。東京で知人10数人と会食をしており、そこで感染したとみられている。男性は1人暮らしで濃厚接触者はいないと思われる。
 別府市新型コロナウイルス感染症対策本部長の長野恭紘別府市長は、ホームページで「昨日、全国の1日の感染者数が千人を超えるなど、本格的な寒さに向かう時期を迎え全国的に拡大している状況です。このような中、市民の皆様におかれましては、外出時のマスク着用や身体的距離の確保、こまめな手洗い・換気、『3つの密』(密閉・密集・密接)が重なる場は徹底して避けていただくなど、一人ひとりが『新しい生活様式』のもと、ウイルスに感染しない取り組みを実践していただきたい。ご自身をはじめ、大事なご家族、友人、社会を守ることにつながることをご理解いただき、引き続き感染拡大防止の行動に取り組まれますようお願いいたします」とメッセージを発信。
 感染者や濃厚接触者、医療従事者とその家族などに対する誹謗・中傷や差別につながるような人権侵害をしないように改めて呼びかけた。

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