子どもから大人まで、水に関わるスポーツの普及や環境保全に取り組む「『美しきOITA』海と川・水べの利用促進協議会」が22日午後4時半、別府港北浜ヨットハーバー艇庫で設立総会を開催した。
大分県は多くの海と山国川、大分川、大野川、番匠川など数多くの川が流れていて、「水」に恵まれている。ヨットやカヌー、サップなどのスポーツもあるが、今までは各団体が別々に活動をしていた。今回、スポーツだけではなく、環境問題や新しい生活様式まで配慮して組織を立ち上げた。
NPO法人大分マリンスクウェアの嶋幸一理事長(県議)が「美しく豊かな海や川をもっと有効活用し、青少年健全育成や観光振興につなげていこうと進めてきました。活動の幅を広げていくため、関係団体と一体となって大いに知恵を出し、工夫して活動していきたい」とあいさつ。
堀井伸一県セーリング連盟会長代行が設立の趣旨を「スポーツをするにしても、キレイな環境でなければと思う。別府マリンスクウェアを大分マリンスクウェアに変更し、スポーツ関連の活動をしている。その1つ上に組織を作り、子どもだけではなく、シニア世代にも楽しんでもらうようにしていきたい」と説明した。
役員選任が行われ、会長に岩屋毅・県セーリング連盟会長(衆議院議員)、副会長に嶋理事長、野上泉美さん(個人理事)、加藤公利税理士法人プロスパー会長、専務理事に堀井県セーリング連盟会長代行が決まった。岩屋会長が「微力ですが、皆さんのお力添えをいただき頑張りたい。大分の海や川に関係するありとあらゆる団体に役員になってもらい、幅広い連携をしていきたい。大分の海辺、川辺を利用してマリンフェスタみたいなものが出来ればと思う。水に親しみ、環境保全についても意識を高めてもらうようなことをしたい」とあいさつをした。
会場にはカヌー競技団体の関係者も出席し、今後、一緒にやっていきたいとの考えを示した。