来年は「丑年」。日出町の若宮八幡神社(小石護久宮司)で、来年の干支を描いた大絵馬が2日午後3時、奉納され、法網清祓式が行われた。
同神社には、宝永5年に日出藩第三代藩主・木下俊長公が寄進した絵馬殿があるが、絵馬は残されておらず、平成27年の「未」の年に日出中学校に依頼して、美術部員に絵馬の原画を描いてもらっている。
今回で7回目で、20点の中から、総代会らで決めた。選ばれたのは、1年生の大坪理紗さん(13)の白い牛の親子が寄り添っているイラスト。首には、おめでたい水引きをつけている。
神事終了後、河村公司総会会長が「大分は黒毛和牛だが、全国からお参りにくるので、色はない方がよいという話になり、今回の白い牛を選びました」と説明。
大坪さんは「選ばれてびっくりしました。1年間平和で過ごせるように、との思いを込めて描きました。1年間、みんなを見守ってくれればと思います。こういった形で地域に貢献できて、うれしい」と話した。