別府市総合教育会議を開催

大綱の基本的な考えについて意見を交換した

 長野恭紘別府市長と教育委員で構成する、別府市総合教育会議が14日午後3時、市上下水道局会議室で開かれた。
 第1期別府市教育大会が令和2年度で終了するため、第2期の教育大綱を作成中で、内容を示して意見を聞いた。
 第2期大綱は令和3年から6年までの4年間。「第4次別府市総合計画」との整合性を図りながら、具体的な施策について取り組みを示していくことにしている。「自分らしくしなやかに生きる自立した人」「互いを尊重し、『ふるさと別府』を愛する人」を基本理念として、3つの柱と10の「学びの姿」で構成されている。
 委員からは「理念はよいが、書き方が理解しにくい。尊重されるものを持っているから、尊重される。尊重されるものを1つでも持とうというものを教育大綱の中で教えていけば、もう少し分かりやすくなるのでは」「個性をどう出していくのか。最近の教育で気になるのは、平等という意識が高い。優劣をつけたがらないところがあると思うが、大事なことだと思う。個性をどう引き出すか、横並びとは違う概念だと思う」「多様な学びは大切だと思うが、出来る子が放任になるのではなく、個別な対応が必要だと思う」「アナログな部分も必要ではないかと思う。生徒1人ひとりにきちんと声をかけて伸ばすのは基本の部分なので、是非、やってほしい」「大綱の中に、家庭支援についても入れておくことが必要だと思う」など様々な意見が出た。
 別府市は「タブレットを使って、それぞれ画面をみながら、授業を進める。教室の外でもいろんな使い方をしてワクワクするような教育をしていくことを想定している」「探究型の学習をどういうアプリを入れていくかという問題がある。1つの課題を情報を収集して答えを導くことをやりたい」「大綱は学校教育だけではない。学術や文化、産業も含めて、総合的なもの。個別なものは事業化していく」などと答えた。
 意見を参考に、大綱の文言などについて今後も検討を重ねる。

コメントを残す