杵築市が今年の10大ニュースを発表

杵築と山香にあった学校給食センターを一元化して8月から供用を開始した

 杵築市の永松悟市長は24日午後1時半、市役所で定例会見を開き、今年の杵築市の10大ニュースを発表した。
 永松市長は1年を振り返り「新型コロナと財政再建の年だった。ふるさと納税で楽器を寄付してもらったことも思い出深いし、農福連携で就農者が出たこともうれしい。児童養護施設には高校生までしかいられない。その後の住む場所や仕事について、農業の担い手にと行っているプロジェクトだが、農業が好きという子が想像以上に多くて、農業大学に進んだ子もいる。農家のお年寄りも教え方、褒め方が上手だと思う。自然のリズムで生活する中で、農業が就職先の1つになれば」と話した。杵築市の10大ニュースは次のとおり。
 ▽全国的な新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、市内における各種対策を実施=プレミアム付商品券の交付や高齢者のインフルエンザ予防接種無償化などを行った▽緊急財政対策を着実に実行中=第4次行財政改革大綱を策定し、実施計画である「未来戦略推進プラン」を策定中▽国指定史跡に「杵築城跡」が指定・現杵築城天守落成50周年=江戸時代初期の城郭の実態を知る上で重要であるとして3月に指定。併せて、現在の杵築城が50周年を迎え、4カ月にわたり記念事業を実施▽全世代支援センター「まるっと」開設=県内の市町村では初めての取り組み。分野を越えてチームで支援することで、深刻化するのを防ぐ▽農福連携「きつきプロジェクト」から初の就農者誕生=青少年等自立支援就業チャレンジ事業として農家の担い手不足と児童養護施設の子どもたちの将来の自立・就労の同時解決を図るもので、NPO法人おおいた子ども支援ネットと一緒に取り組んでいる
 ▽美濃崎漁港内に「荷さばき・ハモ加工処理施設」が完成=県漁港が集荷機能強化と県内トップクラスの漁獲量を誇るハモのブランド化を目的に建設▽ファーマーズスクール第1期生・第2期生就農=2年間の研修を終えた1期生と2期生がハウスみかんの栽培を開始▽新しい錦江橋が供用開始=旧錦江橋は昭和31年度から供用を開始し老朽化が進んでいた▽杵築市新学校給食センター完成=杵築地区と山香地区にあった給食センターを一元化し、8月25日の2学期から供用開始▽~眠っている楽器をもう一度蘇らせる~楽器寄付ふるさと納税の取り組み=杵築市内の中学校と高校の吹奏楽部に必要な楽器をふるさと納税で募集し、全国から20人が10種類27台の楽器を寄贈した。

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