日本青年会議所九州地区大分ブロック協議会は「心のHUGで癒すコロナ差別撲滅ステッカー貼付式」を6日午後4時、新別府の(株)鶴見で行った。日本青年会議所九州地区大分ブロック協議会の中根竜会長、(株)鶴見の三浦政人代表取締役、(株)豊和銀行の都留裕文取締役ソリューション支援部長、神野康弘お客さま支援部ソリューション支援室長ら約20人が出席した。
ステッカーは、コロナ差別の撲滅を目的とする「OitaHuG」と愛媛県発のコロナ差別撲滅運動の「シトラスリボンプロジェクト」のロゴとメッセージをプリントしている。日本で初めて、トラックの両サイドに1枚(たて、横130㌢)ずつ、後部に1枚(たて、横60㌢)を大型(10㌧)車2台、中型(4㌧)車8台に貼られている。大型トラックは四国へ行き、中型は県内を配送する。
貼付式では、神野室長が「ほうわSDGs私募債」、中根会長が「OitaHuGの概要」、三浦政人代表取締役が「コロナ差別撲滅ステッカー貼付」の説明をした。
その後、トラックのサイドにステッカーを業者や三浦代表取締役が貼り付けた。
記念撮影後、トラックが(株)鶴見の駐車場から出発した。
中根会長は「新型コロナウイルスは誰もかかりたくてかかっている訳では無い。今の状況は、いつ誰がかかってもおかしくない。地方に行けば行くほど特定されたりする。差別や偏見を持たないようにしてほしい。コロナウイルスより差別の方が怖い状況になっていると思う。コロナウイルスは退治できるが、いじめなどはいつ終わるか分からない。心でハグをする姿勢が別府市、大分県、日本、世界に広がってほしい」。
三浦代表取締役は「うちが発行した私募債から、この青年会議所の活動に資金が行き、コロナ差別を無くそうとする『OitaHuG』の活動に発展しました。それを応援するために、ステッカーを貼って想いを伝えていこうと思います」とそれぞれ述べた。
「ほうわSDGs私募債」は(株)豊和銀行(権藤淳取締役頭取)が2019年、取扱いを開始している。法人の資金調達の一つの形態である私募債の発行に際して、豊和銀行が発行額の0・2%相当額を学校教育に資する物品の寄贈もしくはSDGsの目標達成に向け取組む関連団体への寄付を行うことで、私募債を発行する法人及び豊和銀行双方が社会貢献を行うもの。SDGsの目標達成に向け取組む関連団体への寄付については、県内初の取組みとなる。また、SDGsの目標達成に向け取組む関連団体への寄付について、全国では初めて日本青年会議所をSDGsに係る寄付先として設定した。
またSDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた国際社会共通の目標のこと。