別府温泉をお家で疑似旅行

別府を中心に観光名所を巡る楽しい「べっぷぢごくすごろく」

 新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの人が外出を控え、自粛生活を余儀なくされている。そんなお家時間を楽しんでもらおうと、一般社団法人別府市産業連携・協働プラットフォームBーbizLINKは、別府温泉を舞台にしたすごろく「べっぷぢごくすごろく」を制作。誰でもダウンロードが出来るようにした。大分県東部振興局の令和2年度大分県新型コロナウイルス感染症対応緊急支援事業補助金を活用した。
 CCC MARKETING HOLDINGSが行った「親子関係に関するアンケート調査」で、自粛時間に親子で楽しむ時間が増えたエンタメとして、ボードゲームは3位だった。源泉数と沸出量日本一で知られる別府温泉。コロナ後に旅行したい場所のナンバー1は「温泉」ということで、ボードゲームを使って、ステイホームで楽しみながら疑似旅行をして、潜在意識に働きかけて、コロナが落ち着いたら、別府温泉に行きたい!と思わせるプロモーション。
 すごろくを手がけたのは、「丁寧にイカれた芸術家」として活動する、かおなしまちすさん。アングラな世界観で個展や奇抜なライブペイントを展開している。
 別府市を中心として、大分市、日出町、安心院の名所が書かれている。止まった名所で書かれていることをしなければいけない。高崎山では「サルの気持ちで右となりの人から毛づくろいをしてもらう」や、油屋熊八のところでは「すごろくが終わるまで、ずっと語尾に『ござる』をつける」。べっぷ地獄めぐりでは腕立て伏せ10回をした上に3回休みなど、どの名所に止まってもユニークな指示が書かれている。最後は、別府ロープウェイで鶴見岳に上って「天国」でゴール。勝った人も負けた人も、気がつけば別府温泉の虜に。波乱万丈すごろく旅行を楽しんでみては。
 ダウンロード方法は、別府市公式観光ホームページ「極楽地獄別府」から。