別府保護区保護司会(髙橋護会長)は令和2年度社会を明るくする運動の一環として「第5回講演会」を8日午後2時、別府市公会堂大ホールで開催し、約100人が出席した。後援は、大分保護観察所、別府市、別府市教委。
別府市民が犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない明るい地域社会を築くための一助とすることが目的。
講演会では、髙橋会長が「今年が5回目。社会に貢献させていただけるような活動をさせていただこうという思いから、微力ですが保護司一丸となって別府市民に向けて安心安全の社会を築くために邁進させていただければと思います」、来賓の久保山守正大分保護観察所課長がそれぞれあいさつした。
戸次清治別府警察署生活安全課長が「別府市の犯罪発生の現状について」をテーマに講演した。
「別府署管内の昨年の刑法犯認知件数は376件。自転車盗や侵入盗などの窃盗被害の大半が、無施錠での被害。家にも車にも自転車にも鍵をしっかりかけて、車内には貴重品を置かないようにしましょう。また、振り込め詐欺と言われる特殊詐欺の被害は、15件、約1540万円。お金絡みの電話はすべて詐欺です。電話を切って、すぐに相談を」と話した。
続いて、弁護士で保護司の徳田靖之さんが「犯罪者の人権と再犯防止について」をテーマに講演した。