長野市長が定例会見で協力呼びかけ

公園の入口には飲食を伴う花見宴会を
禁止する看板が設置された=別府公園で

 長野恭紘別府市長は24日、定例記者会見で市内の公園や緑地内での花見会食等を禁止すると発表した。
 別府公園や南立石公園、境川緑地は例年、キレイな桜が咲き誇り、多くの花見客で賑わっている。今年も、開花が始まっている。
 別府市での新型コロナウイルスの感染者は落ち着いているものの、21日は県内で初めて変異株の疑いがある感染者が市内で確認されるなど、依然として予断を許さない状況が続いている。長野市長は「新型コロナは、特にマスクを外した飲食の場面での感染が多くなっており、公園での飲食も同様。公園で食事をしながら花見を楽しみたいと思いますが、引き続き緊張感を持って感染防止対策に取り組む必要がある」として、公園内での大人数での花見宴会はもちろん、家族や少人数の宴会であっても、多くの人が来ると密集状態となり、長時間に及ぶことも想定され、「感染拡大につながる恐れがある」としている。
 昨年は公園内での花見について飲食を伴う宴会等の自粛をお願いしていたが、今年はさらに踏み込んで、水分補給を除いて、当分の間、飲食を禁止することにした。これに伴い、主要公園の入口には、看板を設置して注意を呼びかけている。今年の花見も、マスクを着用して、人との距離を保ちながら桜を愛でるスタイルで行うよう協力を呼びかけた。