別府市内の公立中学校7校は10日、入学式を挙行した。846人が新たな門出を迎えた。
市立青山中学校(猪俣正七郎校長)では午前10時、体育館で行われた。
新入生徒150人が入場すると、会場は拍手に包まれ、保護者は我が子の制服姿をスマホ、デジカメ、ビデオカメラなどで撮影した。
国歌斉唱後、猪俣校長が「2、3年生の先輩は昨年度、皆さんと同じように新型コロナウイルス感染対策の元での学校生活が続きましたが、授業中は意欲的に集中して参加しており、行事や部活動でも縮小に不満を抱くわけではなく、行えることに感謝していました。他者を思いやる温もりのある先輩ばかりです。早く学校に慣れて、充実した学校生活を送って下さい」と式辞を述べた。
教育委員会告辞と祝詞披露後、新入生代表の松川ここあさんが「中学校の校舎やグラウンドを見て、小学校気分も一新し、いよいよ中学生になったんだと実感が湧いてきました。今までとは違った新しい生活に不安を抱く反面、どんなことが待っているのか、どんな友だちができるのか心を弾ませています。中学校3年間の中で、立ち止まってしまうことがあると思います。そんなときは、自分たちで力を合わせて乗り越えていこうと思います」と誓いのことばを述べた。
新型コロナウイルス感染予防防止のため、来賓は呼ばず、体育館入場時に手指消毒などを行った。