鉄輪すじ湯倶楽部(後藤一行組合長)は「My温泉組合員募集および更新イベント」を11日午前10時、鉄輪すじ湯前広場で行った。鉄輪すじ湯は再開して5年目。
後藤組合長の代理として後藤美鈴さん=入舟荘女将=が「組合長無しでは、すじ湯の存続は考えられない。毎日、鍵を開けて、お風呂の調節をしています。一度は閉鎖したが、皆さんに支えられて再開して5年目。コロナ禍の中でも、全国のファンから変わらぬ支援をいただいていることに、感謝しています。丑年なので、牛のスージーがすじ湯ののれんに突進している姿にしました。」とあいさつ。
続いて、個人組合員1番札じゃんけん大会が行われ、後藤武喜さん(81)=荘園=が勝ち取った。今回、トビイルツさんが描いた1番札(竹札)の記念品として巨大1番札が手渡された。
後藤さんは「膝を痛めてから、5年以上通っており、1時間くらい、出たり入ったりとゆっくり湯船に浸かっています。1番札は初めてで嬉しい」と話した。
令和3年度の個人会員、サポーター会員の登録が行われ午前11時の時点、個人40人、サポーター5人が登録した。
おせったいとして豚まんが配付され、男湯・女湯にはザボンが浮かび、入浴者を香りで癒した。
鉄輪すじ湯温泉は、昭和初期より湯治の湯として親しまれてきたが、平成27年11月末に組合員や入浴者の減少で閉鎖した。しかし、再開を望む声が多く、鉄輪温泉のすじ湯の「湯治文化」を絶やしてはいけないと思い、29年4月に発生した熊本大分地震直後、全国のファンに向けて組合員を呼びかけて新しい組合員制度を発足し再開した。